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4月1日の定点観測




4月1日の記事

何度目かの巡り合わせ

ビジネスの大きなチャンスというのは、一生の間に何度かある、という話。そんな事があるのかなぁ、それって前もって分かっていれば思いっきり取り組むのになぁと甘く考えていた若い頃。

当然の話ながら、そんなチャンスをものにすることもなく、むしろ後から悔しがる様な醜態ばかり晒してきたのですが、でも今になって思うと、そういう大きなチャンスがこれまで三度あったように思うのです。

一度目は、パーソナルコンピューターが出現した時。それまではコンピューターと言えばIBMなどのとてつもなく大きな装置のそれでしかなかったのに、それが家の机の上に乗るようになったということ。凄いなぁ、小さいなぁとは思いましたが、専門的な知識も技術も無いし、特にハードの分野の話なので自分には無縁かなって思いスルー。

二度目は、インターネットが出現した時。これはハード的な部分もありますが、どちらかというとソフト的なインパクトが強く、この時は、今後は必ずこれを中心に世界中が回ると分かりました。だろうでは無く、なるという100%の予感。これになんとかしがみつきたいと思い、すぐに着手して少しだけ関われチャンスが活かせました。

三度目は、スマホが出現した時。日本初のスマホを購入し使い始めましたが、当時はまだi-modeが全盛の時代で、Androidという世界共通のプラットフォームのメリットがよく分かりませんでした。規格もバラバラで、その後iPhoneが出て絞られたハード規格のメリットが出て来て魅了でしたが、すでにAndroidの陣営?に組み入れられてしまってて身動きがとれなくなっておりました。で、そのチャンスはほとんど活かせませんでした。

そして今、四度目の大きなチャンスが来ています。ChatGPTに象徴されるAIの波です。誰もが思う以上に大きな波だと思いますし、既存のビジネスと呼ばれるものは大変革に飲み込まれるでしょう。どういう職種が無くなるとか、どういう仕事が消えてしまうとか言った話では無くて、職種や仕事の中身が変化するという話です。

これに乗らない手はありません。とは言え、自分の年齢で新たに乗って行くというのは無理なので、これは若い人達へのエールとしてその事を伝えるくらいが精一杯の出来ることかもしれませんが、IT関連のビジネスは都会でしか出来ないとか、お金がないと出来ないとか、そういう「縛り」の無いビジネスが可能になりますから、そろそろそういう言い訳で逃げるのは止めにしませんか?

(2023年04月01日)